少女アリスへの誘いの散文詩
1.世界中にはそんな夢を見られないまま、
大人になっていく少女がごまんといるわけさ。
(ねえねえ君、君、聞こえているかい?)
2.僕は一人知っているよ
退屈な日々に埋もれて、今にも窒息死しそうな女の子を。
(彼女は出会う、 )
3.無機質な視線、不透明な夢、
そして彼女らを取り囲む壊れた世界、エトセトラ、エトセトラ.....
(だから僕は彼女に囁く)
4.「ああ君、不思議の世界に堕ちてみないかい?
ただし片道切符だけどね」
(戻る道はもう無い もう無い)
5.さあ君、往こうじゃないか。
愛しい君。
世界が君を待っている。
(ここからが、始まりだ)