ことばのかけらたち
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あなたのための笑顔などありません

神が憐れむのは幸せな娘

ごめんなさいって言って御覧よ

あたまのわるいきみがすき

嘘でよかったんですほんとうなんて要らなかった


俺が愛してやってるのに、どうして泣くのを止めないのだろう?

「楽しい修羅場のお時間です」

「世界が終りに近づくと眠くなるんだってよ」

「最期は花に託す」

「質疑応答のお時間です一列にお並びください」


だからなんだっていうの(均衡なんて崩してやります)

こわしたっていーのよ

第三叉路の悪夢

どうぞ、堕ちるならお一人で。

骨の髄まで愛しい人と、二時・方程式の隙間で死亡


有料妄想区域

みんなきれいに殺してあげる
(みんなきれいに死んでいってね)

いいの、私が消えるまでそこで待ってて

消失衝動の暴走

さようなら さようなら 消えるために僕は居ます


『飴玉、砂糖、蜂蜜、恋心の量り売り 承っております』

されど私は追われる身

かのんの奏でる回転木馬のマーチ

掛け値無しという君の歪んだ唇

そして99回目の夏


世界が美しいなんて、嘘だろう!

(幸せになんてしてあげない)

ほら、見て御覧、もっとずっと傍に 「居る」

新空間イン真空管世界

Ag嬰児


「だってその対比が美しいんじゃないか」

短気なエデンの園

ゆるやかな曲線が世界をへだてる、むすぶ

もう止まらない止まることは許されない

世界の崩壊を眺める夜


何処(いずこ)へと君は言った云った行った往った逝った

七色の目玉剥製漬け

るり色だという瞳

手始めにキッス

合法性交 違法コンドーム


ガンナーの致死原因

春先の指先、ゆめまぼろし

夜星アルバムブック

明日がいつまでたっても来ない

誰も迎えてくれない夜のために


このままずっと、やさしいひみつを

花闇遭難

「海が私を呼ぶのよ、もう二度と戻れないと知っているくせに、
知っているくせに何度も何度も何度も何度も」

怠惰な受験者少女A 『カンニングなんてしないわ、答えは貴方の瞳の中に』

すてきな場所に続いているのだろう、契約書を破る


人工の濁点は間が抜けている

これが私と云う『カタマリ』ですか、そうですか。

嘘吐き嘘吐き嘘吐き(幸せになんてしてあげない)

ちょっとくらい優しいこと言ってくれたらよかったのに
言ってくれないから今日もまた日は早く沈んで、空き缶の中 私は今日もヒトりです。

恋色もも色リトマス試験紙


視界の覚醒

いいの、私が消えるまでそこから逃げないで

逝くも戻るも叶わぬ道よ(明日無き私に愛の手を)

神さまがいじわるだとは言わないけれど

濡れた砂糖は涙になって


愛し人よ いとし一夜(そのて、その眼差し、私には見えぬというのに)

少しくらい、待ってくれたっていい

明日が見えぬというのなら、蹴り上げる革靴

死亡寸前寸劇遊戯

もうちょっとだけ、きらっていてください


溺れば見える 蒼穹の淵

ピルエットで星を渡れ

君と僕とで舞うはミュゼット

ファルセット=ファルス

聖餐アイロニー


星葬で清掃

「だから神様は僕らを作ったんだろ」

狂え、青と黒とが君を壊す

真夜中に目醒める朝

でも君は生きている


哲学する葉薊

そうやって君はいつも僕を殺す

なみだいろ夢路

こいいろ雨路

神の存在証明


君と共に泡沫

polite kiss (お行儀の良い口付け)

零下百度の温もり

「”お前死にたいの?”って聞かれたら、とりあえず”うん”って答えることにしてるんだ」

ジゼルは病気


訳の分からぬ悲しみは嫌いなんだ、と君。

いとし いとし と云ったところで戀にはならぬ (そんなに都合よく現の世は出来ていないのだから)

ひき逃げ恋愛

血とオレンジは君の色

微笑みあうことに、理由は要らない


月が墜ちる時、君と恋をした。

さすがにそれはお粗末過ぎるということで

あなたなんてしんでしまえばいいのに
(そう言ったところで貴方が命を投げ出すことなど有りはしないのだけど)
(されど少女はねだる)

溶けていくかんかくが そこに在る

みずいろの句読点は涙のようですね


ごみ捨て場の嘘つき

なあお前本当は頭悪いだろ?

「とりあえず死にたくなかったら眠たくなくても”眠い”って言え」

変調で覚醒

「あんたがキスしてくれたらあたしは上手に死ねたのに」